look back

負けられない戦いに負けてきた人

2021年

振り返ると失ったものが多い1年だったな、と思う。

人生において、失ったものと得たものを損得勘定するなんてナンセンスだけれど、それでも得たものより失ったものの方が多い一年だったと思う。

思い返すとどれも自分が原因で、手の平からパラパラとこぼれ落ちるものをうまく掴めなかったり、時には掴もうとしなかったり、挙句自分で投げ捨てたりしてしまった。

ほんのちょっとのすれ違いで破綻していく人間関係の儚さをまじまじと実感した。さよならすら言えないのは寂しいけど。振り返って失ったものを数えるような人生は嫌だから、本当に無理やりだけど来年は前を向いていきたい。

 

今は後ろを向いて、後ろ歩きしてるから結果として前に進んでいるような感じだから、来年からちゃんと前を向きたい。

もちろん得たものもたくさんある一年だった。ゲームと、その周辺の交友関係がなければ、おそらくこの1,2年で私は干からびていただろうなぁ。

 

今年のよかったところとしては、ある程度割り切ることが得意になったような気がする。昔はもっとクヨクヨと同じことを悩んだり、何かが気がかりになると前に進めなかったり、他人と比べて足りないものを数えたりしてたけど、今はその辺りを少し早めに吹っ切れるようになった。

悪い意味じゃなくて比較的無神経に生きれるようになったと思う。これからも図太く生きたい。

 

人の言葉尻に過敏に反応したくない。後から知って、「そうだったんだね」って終わらせたい。

 

人生哲学、というと大仰しいけど、私の年齢くらいになってくると、自分はこうやって生きていくんだ、という強い意志を持って人生を歩んでいる人が周りに多い。

私は無意味に、無為に、生きてきてしまったから、もう少し強い意志を持って生きていきたいと思う。

 

 

来年はのんびりと、それでいてしっかりと地に足つけて生きていきたい。もうふわふわしないように。何かに後ろ髪引かれないように。