look back

負けられない戦いに負けてきた人

回送電車

書いては消し、書いては消しを繰り返す。

空気が澄んでいて冬晴れの日は好きだ。夏は人を馬鹿にさせるから嫌いだけど、冬は人を寂しくさせるから嫌いかもしれない。自分は、つまらない人間になってしまったと思う。話したいことがないということは、何も考えずに生きてしまっているということだろうかなぁ。昔は何を考えて生きていたんだろう。

50m走みたいに走り切ったらそこで終わり、とは人生はならない。50mを全力で走り切った後だって人生は続いていく。むしろ走り切った後こそ、そこから本当に人が生きるということだとも思う。

思うことは簡単だけど、考えることの方が難しい。考えることは簡単だけど、決断することの方が難しい。決断するのは簡単だけど、実行することの方が難しい。

 

時間もお金も、子供の頃より手に入れて、無力感は強くなった。なんでもできるからこそ、何にもできないことがよくわかる。

進むことも戻ることもできなくて、回送電車のよう。

きれいなままではいれなくて、汚れることも嫌がって、宙ぶらりん。

小腹が空いて、コンビニに来たけど食べたいものが見つからなくてぶらぶらしてるみたい。

 

愛猫の欠伸に合わせて今日も眠るよ。